空き巣について

空き巣に注意

空き巣とは

空き巣とは、家屋内に人が居ない状況で侵入し、金品を盗んでいく行為の事を言います。空き巣=泥棒全般と捉えることが多いのですが、空き巣以外にも侵入犯罪には「居空き」「忍び込み」「強盗」などがあり、これらは家屋に人が居る状況となります。
空き巣と鉢合わせて居直り強盗に変わることもあります。

まずは空き巣に入られないように家の対策をしていくことが必要となるでしょう。

まだまだ多い被害

警視庁統計によると、平成28年度中の侵入窃盗件数は76,477件確認されています。また1日にすると約209件発生している事となり、侵入されたけれども発覚していない件数もあるでしょうからこれ以上の数値となることが考えられます。

空き巣が多くなる時期と理由

空き巣が最も多くなる季節は10月前後と言われています。

なぜ10月前後に多くなるのか、理由を見ていきます。

まず、季節が行楽の秋ということで何かと家族での外出が増えます。
中でも特に危険と言われているのが運動会や秋祭りなどの行事が行われているときです。
周囲の家もその行事に参加している場合が多く、留守の可能性が高いからです。

それに加え、夏と比べて日が落ちる時間が早くなりますので、空き巣の活動時間も増えてしまいます。

気候的にも秋は窓を開けると気持ちの良い丁度いい気温の日が多くなり、常に窓が開けっ放しの状態であったり、施錠しなかったりと知らず知らずのうちに不用心になってしまいます。
外を歩く人も多くなるため散歩者を装って家に近づきやすくなるようです。
また、近くのコンビニやスーパーなどへ行くとき、近所の方との立ち話中などちょっと家を空けるときに施錠を忘れるケースも意外と多いので注意しましょう。

年末に向けてクリスマスやお正月などのために家に現金を置くことが多くなる季節でもありますので、空き巣が最も狙いやすいのかもしれません。
年を越すためにいろいろお金が必要となり、素人が空き巣に手を染めてしまうということもあるようです。

対策は「狙われにくい」家にすること

狙われにくい家にするということは、1つの対策ではなく複数の対策を行って実現していきます。

最近のスタンダードな防犯対策としては「鍵を増やす」こと。新築マンション・戸建てでは、玄関に鍵が2個ついていることがあたり前となりました。また鍵も「ディンプルキー」と呼ばれる物が標準でついていて、鍵屋さんも勧めているシリンダーとなります。
後から新設できる補助錠のディンプルキーもあるので、交換の際は鍵屋さんに相談してみてください。
玄関だけではありません。鍵を複数取り付ける場所は窓も同じく。特に窓が多い一戸建ての場合は忘れずに対策していきたいところです。

まとめ

空き巣は秋冬に増加する傾向にありますが、年中被害が起こっていることには変わりありません。まずは狙われにくい家にするために、古い鍵は交換する。鍵を複数つける。また死角の多い住宅では、光や音がなるセンサー式のグッズ、防犯カメラも導入していくと良いでしょう。

防犯効果の高いディンプルキーへの交換や、防犯対策に困った時は「出張できる鍵屋さん」に相談してみてください。ホームセンターなどにある鍵の場合、すべてのドアに対応しているわけでは無い為、確実に交換できる鍵を用意してもらえる鍵屋さんがお勧めです。